静岡県地学会東部支部主催のジオツアーに参加して、口野から江間にかけての石造物の産地を訪ねて歩きました。説明を聞くとより深く理解できますね。
- 口野放水路
This is cross-lamina. 浅い海底での火山灰が海流によって、右に左に流れて堆積した様子が明瞭 | 江の浦白色凝灰岩の中央上にはハンモック状の斜交層理も見える |
江の浦凝灰岩はヤワ石で削りやすいが脆い。石塀などに使われた。 |
- 長塚神社
長塚の鎮守である長塚神社の玉垣や石灯籠には地元産の凝灰角礫岩が使用されている(凝灰角礫岩は凝灰岩より固い) | 乳房の垂れ下がったイチョウの大木 |
- 大師山横穴群
長岡凝灰岩上部層から成る山地に掘られた横穴古墳群 | ここでは角礫は含まれない凝灰岩 |
- 大北横穴群
長岡凝灰岩上部層から成る山地に掘られた横穴古墳群 | 凝灰岩の下部は、大平凝灰角礫岩と同じ地層 |
- 北江間 稲荷神社
北江間の稲荷神社の鳥居付近の露頭は、大平凝灰角礫岩 | 稲荷神社の階段を上った本殿近くの石丁場は、凝灰岩が露頭。凝灰角礫岩の堆積後の噴火により、凝灰岩が覆ったと考えられる。 |
- 日守 天神社
天神社の石灯籠の本体は大井凝灰角礫岩で、火袋は大師山古墳付近と同じ凝灰岩(斜交層理あり)で修復 | |