日本ジオパーク・ネットワークの全国大会が開催されている隠岐の島に、ツアー参加しました。1日目は函南から、新幹線・飛行機・フェリーを乗り継いでの移動に終始。
2日目の午後は、全国大会のセレモニーやパーティーに参加なので、午前中に数か所のジオサイトを周りました。
- 卯敷の玄武岩
ホテルの裏の浜に、約40万年前に流れてきた溶岩がゆっくり固まった柱状節理と、 | 冷え固まりながら流れた溶岩が、丸いブロックになって積み重なっている。 |
それぞれのブロックは何層にも重なった玉ねぎ状風化のひび割れが見える | 絶滅危惧種のトウテイラン |
- 浄土が浦
その風景から、極楽浄土と称えられた浄土が浦。十種類の岩石が複雑に入り混じる | 下層は土石流堆積物の上に、安山岩溶岩流 |
赤褐色は流紋岩の色 | 駐車場の露頭も赤い |
- 岩倉神社の乳房杉(ちちすぎ)
垂乳根のように垂れ下がった根が特徴。樹齢800年 | シダに隠れているが、割れて転がってきた柱状節理の石の積み重ねの間からは、冷気がでている。 |
- とかげ岩
崖を登るトカゲに見立てている。アルカリ粗面岩の貫入岩が侵食から残って、このような形になった | |
近くの沢にオキサンショウウオの子供がいたようだが、撮れなかった |
- 大久の犬島
下層に見える緑色凝灰岩(グリーンタフ)は、およそ2千万年前に隠岐が湖の底だったことを示す石 | 近くの津ノ目島(このように傾いている島が多い) |