午後の予定がキャンセルされたので、富戸の上磯の巡検の続きに出かけました。
- スズメ岩
上磯の一番北にあるのがスズメ岩。大室山の溶岩流(橄欖石安山岩)が海にまで達して、冷やされて柱状節理となった | 右端がスズメ岩 |
柱状節理の神殿(下部ほど当時の海面に近かったので、早く冷却して細かい節理となり、上部ほどゆっくりと冷えたので太い節理が出来ている。もっと下部には急冷された細かな節理があるのだろうか?露頭している節理を覆っていた最前面の層は浸食されてはがれてしまったのだろう) | |
指状に枝分かれした溶岩流の間は、浸食されています | 柱状節理が波食された台はいい釣り座になっている |
このブロックは特別に堅かったのだろう | 節理の状態が左に行くにつれて変化しています |
- 畑尻
スズメ岩側から見た畑尻のプロフィール | 畑尻の上面は赤く酸化したクリンカー(アア溶岩) |
畑尻の最先端・海中にも溶岩流が見えます | 畑尻からスズメ岩を振り返る |
畑尻とみじか根の間には、奇妙に風化した岩が散乱する | みじか根側から畑尻を見ると、下部はきれいな柱状節理で中部は太目の節理、先に冷え固まった表面は内部の応力でひび割れている |
- みじか根
畑尻側から見た”みじか根”。次の長根に比べて海へのでっぱりが短い | みじか根の溶岩流の下部にもクリンカーがのぞく |
みじか根 | 海面から高い所には、大きなポットホールが残る。ここまで海面だったこともあるのか? |
- 長根
みじか根から見た長根 | 長根 |
スコリアを乗せた溶岩(スコリアラフトか?) | 長根から見たカグラ根(私有地を通るので、磯には入れない) |
- 番外: 門野火山のタフリング地形
以前から門野火山のタフリング地形の撮影に挑んでいたが、いい場所が見つからなかった。八代田の上の道路に一部だけ展望が効く所を探したので、ようやく撮影できた。赤色立体地図のように明瞭なタフリング地形は撮れなかったが。ドローンでもっと高い所から撮ればいいかも |