暑くなりそうでしたが、丹那盆地の方が少し過ごしやすいと踏んで、下丹那の火口跡と思われる地域を調査しました。50ccのロシナンテ号で、ラフロードをものともせずに、狭い農道を巡って、火山の痕跡を探しました。
赤色立体地図で見ると、小さな外輪山(?)と中央火口丘(?)を想像します |
風化・浸食と農地開拓によって、当初の姿はほとんど残されていなく、決定的な痕跡は見つかりませんでした。でも、とても怪しいです。
外輪山の北縁から中央火口丘を望む。奥が玄岳・間が外輪山の南縁 | 外輪山の南縁から中央火口丘を望む |
中央火口丘の一部が伐採されていて、斜面が露頭。特に溶岩や噴出物らしきものは見当たらない | 中央火口丘の山頂。畑に開拓されている |
外輪山北の赤い堆積層の露頭(農地開拓のため、切り崩された跡) | 外輪山北東の採石場(上部に見える赤いスコリア層が特徴的 |
外輪山西南のスコリアを含むテフラ堆積層の露頭 | 外輪山南のテフラ堆積層(農地開拓のため、切り崩した) |
中央火口丘の南の民家の庭の大石 | 外輪山の西の裾野に保存されている”亀石”(小さい) |
怪しい所(2か所)と細沢の巨石群、鉄砲穴と真ナシ洞の調査なども含めて、完結したい。