懸案だった熱海エリアのジオサイトを、周ってみました。80〜30万年前に活動した湯河原火山と多賀火山の露頭のいくつかを探すことが出来ました。
熱海という狭い観光地の土地柄から、どこも駐車場は整備されていません。また、アプローチが困難で、ガイドする対象には向きませんね。
- 走り湯
入口。上半分には湯気が立ち込めている。カメラがすぐに曇るので、かがんで中に入る | 奥の源泉からの湯が、この導管を走って、昔は海岸に注いでいた(天然のNDフィルタが電球の光を弱めている) |
海岸の港まで角礫岩が迫っている。これは湯河原火山由来か? | 伊豆山神社の階段は、837段とのこと |
- 魚見崎
多賀火山由来の溶岩流が、崖や島となって露頭している
錦ヶ浦自然郷の展望台より魚見崎 | 南側のテラス(海食台) |
魚見崎の先に浮かぶ烏帽子岩 | |
- 雀岩・二つ根
ハーブガーデンの展望台より、雀岩(手前の木が生えている岩)・二つ根(左上)を望む | 同じく、曽我浦大橋近くの名もない海食洞? |
ハーブガーデンから逃げてきたと思われる西洋朝顔の大群落の一部(数年前に歩いた時は、中央の大きな葉の植物が群生していただけのような気がする) | |
- 赤根崎
赤根崎はホテルの敷地にある | 赤根崎側から見た二つ根 |
- 網代 立岩・屏風岩
立岩 (玄岳の前身の多賀火山の末端がここまで来たのだ。ひとつの岩にいくつもの地層が見られる) | 屏風岩 (南側から見ることが出来ないが、まさしく屏風を立てたよう) |
立岩のアップ西側 | 同じく東側 |
立岩と屏風岩の間にも小さな岩 | |
海沿いの石は波に浸食されて丸みを帯びているが、陸側のほとんどの石は角が取れていない。展示用にサンプルを少しいただいてきました |