静岡県地学会東部支部主催のジオツアーに参加して、三嶋大社の門前寺社と伊豆国府跡を見学しました。
三嶋大社からスタート。
宮司さんたちが、毎朝のお勤めで落ち葉を掃除しています。
守綱
八幡宮の東は、大場川が侵食した崖になる。下に見える新町は、
安政地震で
液状化が起こり、盛り土して新しい町を造った。
神社から南に見える
妙行寺の東側も低くなっていて、このあたりに
奈良時代に船着き場があったのだろう?
日蓮宗・
妙行寺の山門は、小松の宮別邸正面にあったものを移築した。
この角の奥一帯が国庁跡。後ろのマンションが
国司が済んでいた館があった場所
現在の成真寺あたりに国庁があったと考えられている。
成真寺の立派な山門
成真寺本堂前の紅葉
日隅神社の石灯篭は、元は
三嶋大社の参道入口にあった。北伊豆
地震で損壊したので、修復したものを移築。本体は
花崗岩だが、火袋は小室石に取り換えられている。
日隅神社の境内に点在する亜円礫は、
御殿場泥流の転石。今回のツアーは、全て
御殿場泥流が堆積した台地上を歩く。
祐泉寺の紅葉
境内には、市ケ原廃寺の礎石のひとつが残る。
祐泉寺の墓地には、祐泉寺の開祖で北條早雲の孫の伊勢新三郎と弟の融深が眠る。
墓地の中に祀られている
地蔵菩薩は、頼朝の心経経塚といわれている。