牛歩的写真中心網録”

伊豆半島ジオパークと道祖神を中心にアウトドア活動を、写真で記録しています

人形三番叟 二幕

各地で秋祭りが開かれています。ジオパーク活動を始めてから、伊豆半島無形文化財に興味を持つようになりました。
三番叟は各地で受け継がれていますが、人形三番叟は珍しいようです。静岡県無形文化財に指定されているふたつの人形三番叟を見に行きました。少子高齢化で、このような無形文化財を受け継ぐ若い人が減少していく中で、自治会などが若い人をリードしていく姿勢は素晴らしい。若い人が受け入れやすい形で、引き継いでほしいものです。

  • 沢田 佐波神社の日の入り人形三番叟

2日夜に日の入り三番叟が奉納されます三番叟は三番踊ることから名付けられたようです。荒々しい性格の三番


穏やかな性格の千歳。若い男性だが女性的な所作をする思慮深い翁は年寄の役で長命を意味します


三番の出番。激しい踊りで、ストロボ無しでは動きが止まらない今回はスローシャッターで、動きを表現することに挑戦したが、うまくいかない




三番が老人の顔の面をつけて鈴の舞を踊ります舞台の背景には日の入りの幕が使われている



  • 宇久須 牛越神社の日の出三番叟

昨年は日の入り三番叟を見たので、今年は日の出三番叟にしました。出番を待つ人形たち夜明け前の4時半から舞いが奉納されます


千歳の舞から始まり続いて翁の舞


昨晩の日の入り三番叟の直会の酒が残っていても、しっかりと人形を使います三番が登場、神がかったように激しく踊り狂います


夜明け前の漆黒に浮かび上がる三番踊っている内に、空が徐々に白けてきます


日の出三番叟は神様に奉納するので、神殿に向かって踊ります千歳と三番のかけあい


三番が黒面をつけて鈴の舞に移る鈴の舞が終盤に近づくころは、空も明るくなります



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