牛歩的写真中心網録”

伊豆半島ジオパークと道祖神を中心にアウトドア活動を、写真で記録しています

箱根の仏像拝観ツアー

仏の里美術館のガイドを募って、16人で箱根の仏像を拝観してきました。折から、地震や噴火も危惧されましたが、規制区域より(少し)離れているし、まだ大丈夫という判断で予定通り決行。途中、地震も感じたし、警戒レベルが3に引き上げられたということで心配でしたが、向学心が勝って、無事に全て巡ることが出来て何よりでした。

細く急傾斜の道を分け入って登りつく阿弥陀寺アジサイの似合う、とても静かな山寺です珍しいアジサイもあります


ご住職が奏でる琵琶で平家物語の壇ノ浦の語りと、皇女和宮の創作に聞き惚れました。御本尊は、阿弥陀三尊(大きい蓮華から江戸時代ということが分かる)和宮の念持仏である黒阿弥陀
観客が多くて、興に乗って足がしびれるほどたくさん語っていただきました


  • 興福院

元箱根の大鳥居脇にある賽の河原で、S先生の名解説にうなずく(お地蔵さんの赤い涎掛け・帽子の深い意味に納得)つづいて、興福院へ。可憐な花が出迎え


御本尊は、釈迦如来普賢菩薩(向かって左)・文殊菩薩(右)の両脇侍(両菩薩はそっぽを向いているように見える)弘法堂の入り口には、閻魔大王が目を光らせる


弘法堂の本尊(?)は独鈷杵を持つ弘法大師像。こちらの仏像は元々箱根権現に神仏習合で祀られていたが、廃仏毀釈の難を避けるために地域の方々が隠した仏像達修復された普賢菩薩。優しい顔の平安仏


右顔面が欠けた普賢菩薩の仏頭(生え際の髪と宝髷が美しい)定印を結ぶ阿弥陀如来


千手千眼観音菩薩(十一面は取れてしまい別に保管されている)あまり目にすることが無い愛染明王



今日は箱根神社へのお参りではなく、宝物館で万巻上人に逢うのが目的(顔面のひび割れが痛々しい)箱根山縁起幷徐(絵巻の開かれた箇所には、桑原のことが描かれている箇所があるかは分からない)


最後は、万巻上人の奥津城(墓所)に参詣。平安時代の古い形の塔で、上部の9輪の双輪が重要。


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