近所に住む元先生が著した【ふるさと函南の学習】を元に、韮山往還の踏査を試みました。韮山往還は、小田原の北条氏の西の戦略拠点であった山中城と韮山城を結ぶ道です。山中城跡側の国道との分岐である【韮山の辻】の入口が見つかりませんでしたが、ほぼ踏査できました。
韮山往還のルート地図はこちら
- 韮山の辻〜馬坂
国道からの入口は無いので、1時間以上かけて韮山往還と思われる道を探し出してそれを遡ったところ、国道の高い擁壁に遮られてしまった。近くにあるという馬頭観音も見つけることができません | この道が韮山往還の古道であることは間違いはないが、中途半端に途切れて、植林の中で消えています。実質的にこの地点が韮山往還のスタートポイントとします |
雰囲気のある古道を下ります。この後に出てくる分岐は左に下ります | その先の左側に貯水槽があります |
馬坂の見晴らしの良い畑にでます | キャベツ畑の向こうには、富士山も |
- 岱崎神社・庚申松
畑の中を進むと、右手に小さな社殿の岱崎山神社が見えてきます。境内には庚申松の二代目が植樹されて、大きくなっています。 | |
神社のところで農家の人たちが昼飯を食べていました。入口探しに時間がかかり、既に昼時ですが、コンビニも食堂もどこにもありません | |
農道を左に進み | ここは右に進みます |
- 農免道路〜パサディナタウン
月光天文台から来る舗装道路を横断すると、農免道路に入ります
農免道路の途中に韮山往還の案内板が立っていて、その下に道標(右にらやま道、左くわはら道)と刻んであるそうですが、一部しか分かりません | ここも富士山のビューポイントです。地元の人も自慢していました。この近くで撮った写真が三島市のカレンダーに採用されたそうです。 |
司山大権現の石塔 | 駿河湾を展望しながら下ると、左に桑原に下る道が交差する角に、餅井坂の道標があります。”右ひかね道/左はこね道”と刻まれた地蔵様です。 |
彫が深い馬頭観音があります(頭の上に馬の顔が見えますね) | 道を進み、T字路の右角に韮山往還の案内板がありますが、ここを左に下ります。 |
- パサディナタウンから、新幹線区に
パサディナタウンの東の外周道路を進み、2本目の通りを右に進んで、すぐの左手に”にらやま往還”の石碑と石タダミが見えます | 石碑と石タダミは不動産会社が建てたものらしい |
石タダミは50mほどで、谷中のメジロ小路という小道に変わり、 | 舗装道路に変わって、外周道路に突き当たります。突き当たりを右手に進む |
パサディナタウンの外周を進み、左の小道に入ります | |
すぐに東海道線をまたぐ陸橋を渡ります。(往時は、東海道線の切通しが無かったので、地続きだったのでしょうね) | 渡っていると、たまたま踊り子号が来ました |
新幹線区の住宅地に出ると角の左に【韮山往還】の案内板が出ています。ここを右手に下ります | 坂の途中に、【馬の繕い場跡】があり、馬頭観音らしきものが置かれています |
坂の途中から、平井の台地に取りつく根岸坂を見渡す | 来光川にかかる観音橋を渡ります |
- 根岸坂から仁田
きつい根岸坂を上り切ると熱函道路に合流します。右手を下ります。 | 函南町役場の五差路を南に下ると仁田です。 |
仁田の途中に馬頭観音 | 初姫神社のクスノキ |
- 長崎
田方北消防の道を南に下ります | 橋の上から富士山を振り返る(ここも個人的には富士山のビューポイントです) |
柿沢川の流れ | 橋のたもとに、石造物が集められている |
雰囲気の良い小道が続きます | 山木の突き当たりを右に進みます |
江川邸に到着 | 表門 |
韮山城跡に登る小道(踏み固められて、苔むしていい感じです) | 韮山城トップ(溶岩などが露頭しているところはありませんでした) |
神社の石灯篭 | 中腹より田方平野をにらむ |
のべ6時間(Net 15Km)のウォーキングで疲れました。下り路を選んで正解でした。