梅雨の一休みで朝から天気がいいので、矢筈山火山列の締めとして、矢筈山に出かけた。 矢筈山・岩ノ山・孔ノ窪・富士見窪・岩ノ山は、伊雄山火山列の東南~北西の直線上の割れ目からの噴火。いずれも、約2700年前に噴火したと考えられている。
-矢筈山
孔ノ山への分岐。今回はまっすぐ進む
細い湧水が小さな湿地を造り、動物たちのヌタバとなっている
孔ノ山の南西の麓には広めの平らな場所に人工林がある。湿っているが、水は無かった。
登山道の左側には孔ノ山の溶岩流が続く
ひび割れた溶岩流
炭焼き跡から先は急傾斜の登りとなる。
赤テープがたくさんついているので、見落とさなければ迷うことは無い。
岩ノ山や孔ノ山と違って、登山道は整備されていて、歩きやすい
矢筈山の山頂に到着(展望は無い)
山頂西直下の溶岩ドームの亀裂
北側のコブ近くの亀裂
大室山の展望所を探したが、見つからなかった。また、南西側のコブに登ることを忘れてしまった。
-富士見窪
スカイライン料金所手前の北側斜面にある富士見窪(近くに富士見台という別荘地があるので、この名前窪地から富士山が見えるわけではない
小さな窪地は、単成火山の仲間のようで、水蒸気爆発で窪地ができた。池にせり出ている木の枝には、モリアオガエルの卵塊が多数あった。鳴き声は聞こえるが、姿は見えなかった。
窪地の周囲の一部に、溶岩が残るので、火口壁かも?
道路の途中から、矢筈山の矢筈が見えた
-孔ノ窪
富士見窪の近くにある孔ノ窪の火口
火口壁の一部に溶岩流が見えるが、北川の道路にも流れ出ている様子が見える。
パノラマで。この窪地は鹿の聖域のようで、火口に降りて行ったらいくつかの鳴き声と音を残して逃げてしまった
-万天の湯からの地形景観
万天の湯の南から天城連山の地形がみえるようだが、なさそうだった。霊園の端から、万三郎などの稜線の一部が見えた