新聞などで話題となっている、沼津市の高尾山古墳を観察してきました。
古墳を見る前に出土品を保存している文化財センターに行くことを勧めます。前方後方墳の後方部の中央に埋葬されていた棺内の被葬者と副葬品のレプリカ。木棺は朽ちて残っていなかった | 方形と方形を組み合わせた形の古墳は、愛知県より東に多く、古い時期に限られる。全長60m級 |
被葬者と出土した副葬品の位置 | 棺の中には貴重な朱が残った |
副葬品の数々。13.5cmの銅鏡は副葬の際に意図的に壊された破砕鏡と考えられる | 装身具が少なく、武器があるので君臨していた武人と考えられるとのこと。AD230もしくは250年の可能性があり、古墳時代前期の古墳となる |
周溝からは、大量の土器が見つかっている | |
- 高尾山古墳
南の熊野神社側から見る。手前が前方で、奥が後方の墳丘 | 後方の墳丘上から前方部を見下ろすと、南側に国一が迫る |
後方部の上面の中央に縄張りされている埋葬施設の位置を示す | 古墳の北側には246からの新しい道路が迫っており、国一と新幹線の間に位置する。国としても貴重な文化財となるので、国や県レベルでの保存が必要だが、道路計画の見直しも厳しいように見える。 |