牛歩的写真中心網録”

伊豆半島ジオパークと道祖神を中心にアウトドア活動を、写真で記録しています

三島ジオツアー

静岡県地学会東部支部主催のジオツアーに参加して、三島の狭い小路を、湧水と石材などを見て歩きました。台風の影響で、時折強い風雨と晴れ間が交錯する中、蒸し暑かったり・涼しかったりと忙しい半日コースでした。

三島にも小さいながら、浅間神社があり(奥)、コノハナサクヤヒメを祭神とする。手前は郄産霊神を祀る芝岡神社芝岡神社の場所は以前は三島口登山道のスタート地点にあった。楽寿園が出来た時に、登山道は閉鎖され、世古本陣から神社が移転された。


1万年前の新富士火山の溶岩流の先端の溶岩塚には、コノハナサクヤヒメなどの足型(実は、溶岩中の気泡が抜けた穴)と言われる窪みがいくつかある小さな溶岩塚(溶岩の流れがここで止まったので、岩止め浅間とも呼ばれる)



  • 源兵衛川

小浜池の渇水のため、柿田川の湧水を利用した冷却水を流している国分寺の瓦(花坂で焼いた)の破片が川に落ちています


蓮馨寺の馬頭観音廃仏毀釈で首が切られたのを修復)



  • 三ツ石神社

神社の鳥居は北伊豆地震にも耐えた。長岡凝灰岩上部層源兵衛川の中の石は、御殿場泥流に運ばれてきたもの。大きな三つの石かあったことから三ツ石神社と呼ばれるようになった


灯篭の火袋は、長岡凝灰岩中部層こちらの火袋は、長岡凝灰岩上部層



  • 源兵衛川

三ツ石神社近くのめがね橋(もっと見やすくすれば注目されるだろうに)源兵衛川沿いの石垣に使われている長岡凝灰岩



  • 雷井戸

御殿場泥流の末端部で低いので、雷井戸付近は夏でも湧水は枯れないミシマバイカモの花も咲いている



  • 御殿地

将軍家光が上洛の際に泊まった御殿と言われる屋敷の石垣御殿に通ずる石畳


溶岩を削ったフクロウが飾られている御殿川の川底で見つかった腰から下の無い腰切不動尊を祀る祠(この辺は御殿川低地と呼ばれる湧水による浸食された窪地)



  • 赤橋

中医院の石蔵は、大井凝灰角礫岩手前の石塀は、大谷石


桜川にかかる赤橋円明寺の石灯籠



  • 小湊の池

御殿川上流にあったと言われる小湊の池近くの湧水(溶岩流の末端部で勢いがいい)


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