牛歩的写真中心網録”

伊豆半島ジオパークと道祖神を中心にアウトドア活動を、写真で記録しています

座学:仏像入門#4

本日は、居眠りをこらえて仏像の基本を修行しました。終了後、試験があるとのことで、うかつに眠れません。

明王は、密教大日如来の使者(大日如来が化身した)で、如来の教えに従わないものたちを、忿怒の形相で、こらしめて、教え導こうとする。

  • 五大明王
    1. 降三世明王(ごうざんぜみょうおう):三世とは、全世界/過去・現在・未来/貪瞋痴 三面八臂 両足で、シヴァ神とその妃のウマを踏みつけて、仏教に帰依させている。
    2. 軍荼利明王(ぐんだりみょうおう):不老不死の象徴の赤い蛇が10匹、体にまとっている。人間の持っている禍を払いのける。踏割蓮華に乗る。
    3. 不動明王(ふどうみょうおう):元々は、子供の姿をしていた。右手に宝剣、左手に羂索を持つ。8人の童子が従うが、衿童子とセイタカ童子だけを従えるものもある。悉悉座という岩をデザイン化した台座に乗る。
    4. 金剛夜叉明王(こんごうやしゃみょうおう):右手に五鈷杵、左手に五鈷鈴を持つ。中央の顔に、五眼を持つ。
    5. 大威徳明王(だいいとくみょうおう):戦勝祈願 六面六臂六足で、水牛に乗る。

不動明王を中心に、東に降三世明王/南に軍荼利明王/西に大威徳明王/北に金剛夜叉明王が囲む。東寺の立体曼荼羅が配置の例

  • 残りの明王
    1. 愛染明王(あいぜんみょうおう):人間の持つ愛情や欲望を抑える。体は真っ赤に塗られる。一面六臂三眼
    2. 孔雀明王(くじゃくみょうおう):孔雀は毒蛇を食べ、雨を降らせる。孔雀に乗り。蓮華座に座る。この明王だけは忿怒の相を見せない。
  • 天部

ヒンズー教バラモン教の神々で、仏教に取り込まれた仏たち

    1. 梵天帝釈天:身分が高く、如来や菩薩の脇侍に成れる(帝釈天が右/梵天が左)
    2. 吉祥天:美と繁栄の女神。で、毘沙門天の妃で子供は膳にし童子を持つ。
    3. 弁財天:学問・芸術の神(農業の五穀豊穣の神/川の神でもある)15人の童子を持つ。
  • 四天王

守られる仏像の、東に持国天/南に増長天/西に広目天/北に多聞天を配する。多聞天が単独で祀られるときは、毘沙門天と呼ばれる。

  • 仁王:金剛力士で、阿像と吽像の二王の姿となる。

尚、仏像と仏師の世界というホームページに、仏像鑑賞の手引きがある。

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