道祖神探しの途中、遅い春に巡り合った。
-猪之頭の芋植えツツジ
猪之頭のミツバツツジが五分咲き | 手入れの良いお庭を開放して見せてくれる |
5日前に雪が降ったそうだ | 花が咲いたら、芋を植えるので、芋植えツツジと言われている |
-刈宿の駒留桜
下馬桜が正式名。今日まで、桜まつりでにぎわっていた | アカメシロヤマザクラで、葉っぱも出ている |
全体が赤っぽく見える | |
天気が良さそうなので、富士宮の道祖神探しを再開。県境から攻めて、16基見つかった。
県境の根原地区の北の境に、溶岩を積み上げた基壇の上に石造物が祀られている | 双体道祖神-71(二像ともに、合掌)が一基祀られている。気孔が多いので、富士山の溶岩らしい |
毛無山登山道の麓の物置き場の前に庚申塔と双体道祖神-70(寛政十二年、握手・抱肩) | 猪之頭の八幡社参道手前に甲子塔と並んで、双体道祖神-69(二像ともに合掌)左像は脛が見える |
猪之頭郵便局南の角地に、大小の丸石と双体道祖神-68(左像-合掌、右像-宝珠) | 道祖神の左右はつぶされた亀かヒキガエルのように見える |
富士山が見えるカーブの途中の石垣に基壇を設けている | 双体道祖神が二基まつられている。右の双体道祖神(宝暦四年)は、摩滅している。左の双体道祖神-59(寛政五年)は、握手・抱肩 |
赤池庵近くの角地に双体道祖神-fffが二基祀られている。左像は破損している。右の双体道祖神(天保三年?)は合掌 | 井出牧場は定休日。駐車場の南に摩滅した双体道祖神-38(合掌?) |
井出牧場入口から富士山が見える | 奥の庭の桜と富士 |
集会所近くの石造物群の中に双体道祖神(仮に115とする。両像ともに合掌)が紛れている | |
北山の富士山の見える畑の石垣に小さな基壇が設けられ | 双体道祖神-39(天明三年、両像ともに合掌)が祀られている。両像とも足指が見える |
双体道祖神(仮に 116、両像ともに合掌)を見つけた。 | 北山の民家の前で、富士山を背に、双体道祖神-40(右像が徳利を持ち、左像が盃を持っているようだ) |
本門寺の南の集落の四辻の角に双体道祖神-37が祀られている | |
北山の用水路脇にある双体道祖神-36(合掌)、昔は富士山が良く見えたのだろう | 明治二十三年と新しい像様(左像-宝珠、右像-笏持ち) |
神力神社の北の畑の空き地に、祀られている双体道祖神-35。富士山が見える場所 | 摩滅しているが、今でも大切されている |
神力神社南の畑手前に双体道祖神-34(祝言型といわれるが、摩滅して苔ついているので、わかりにくい) | 給食センターの近くの畑に、白い苔で不明瞭な双体道祖神-33 |
ガイド仲間で、岐阜と名古屋の円空仏を拝観してきた。 円空さんは、江戸時代(1632年生まれ)に美濃国で生まれ、諸国を遊行して、生涯に12万体もの仏像を彫ったといわれる修行僧。現存するのは、約5340体。
-羽島・中観音堂
円空が生まれた地と伝わる羽島上中町中にある観音堂。受付がお昼休みだったので、外で待つ。観音堂内には、17体の円空仏が祀られているが、撮影禁止。堂外には、摸刻された仏像が多数並ぶ。本来は、雨ざらしされていたらしい。 | 集落を借景に摸刻の円空仏 |
資料館の護法神像はレプリカ(本物から作った鋳型でこしらえた樹脂の像に色を付けたもの | |
本尊の十一面観音(ヒノキ)は、像高 222cmの一木造りで、微笑をたたえたお顔が印象的 |
-長間・薬師寺
予約して訪れたが、不在のため拝観できなかった。 | 9体の円空仏が祀られているそうだが、ガラス越では何も見えない。入口にかけられている薬師三尊像の写真で我慢する |
-洞戸・円空記念館 山深い洞戸に向かう途中、沿道や堤防には桜の花が満開だった。
山奥にある洞戸にある高賀神社は円空ゆかり。神社下の円空記念館に、30体の円空仏を所蔵する。いずれも素晴らしい仏様だが、一木から制作された三体の十一面観音・善女竜王・善財童子が見ごたえがある。 | 展示室内は撮影禁止なので、資料室のレプリカを撮影 左端の宇賀神は、人頭蛇神 |
生徒たちが制作した千体仏も展示されている | そのほかにデフォルメされた狛犬4体も見事 |
-関・円空館
円空が入定したと伝えられる弥勒寺近くにある円空館には、36体の円空仏がある。 | |
自刻像ともいわれる善財童子、求めた絵葉書による |
-名古屋城・本丸御殿
名古屋城に立ち寄る。お堀の桜も見ごろ | 金シャチが光る天守閣 |
復元された本丸御殿に入場。表書院は謁見の間として使われた。 | 絢爛豪華な上段の間 |
-名古屋・荒子観音寺 小さな厨子に収納されていた千体仏(2.8cmの最少サイズ)を含めて、1255体の円空仏が、本坊に納められている。
最後に訪れた荒子観音寺の多宝塔 | 円空仏が祀られている本坊の入口に立つ摸刻の一木造りの三体像 |
山門の仁王像(321cmと最大)は良く見えない。説明でがまん 吽像 | 阿像 |
摸刻の観音像 | 円空仏彫刻の体験教室に参加した。こらちは先生で、出来損ないを直してくれる。 |
レプリカの円空仏 | 同じくレプリカ像 |