まちこん伊東主催のキッチン火山実験に参加しました。火山の噴火を実体験することはなかなかできませんが、身近な材料で実験できます。噴火にもいくつものパターンがあることが判りました。
- コーラde噴火
火山の地下にあるマグマには、水蒸気や二酸化炭素などのガスが溶け込んでいます。何らかの作用で、溶け込んだガスが泡になると、泡立ったマグマは、周りの岩石よりも軽くなって浮き上がり、勢いよく地表に噴出します。噴出した軽石がスコリアとなって、降り積もります。
- マグマの噴出
ガスが抜けた重いマグマが噴出されると、火口からあふれて溶岩流となります。
- 噴煙
火山の噴火では、火口の上空数10kmの高さにまで噴煙が立ち上ることがあります。火口から噴出された火山灰を含む噴煙、その勢いである高さまで上昇します。そこから上空には、まわりの空気との温度差による浮力によって上昇します。周りの空気との密度差がなくなって浮力を失うと、風に乗って横に拡散します。
噴出された噴煙の密度が大きかったり、温度が低いと、上昇しきれなかった噴煙が途中で崩れて、火砕流となって降り注ぎ、山腹を駆け下ります。
- 火山灰の土石流
山腹に流れ出た火山灰などの噴出物が地表を覆った上に、雨が降ると雨は火山灰層に吸収されて、その下の土壌にしみ込む量は少なくなります。雨を含んだ火山灰層はその重みに耐えなくなると、土石流となって、山腹を駆け下ります。