久しぶりの晴天が望めそうなので、伊豆ジオ遺産の追加取材として、河津の観音山に出かけた。石仏群のGPSが消えてしまったので、再録のついでに観音山に登った。
林道の登山道入り口(この上50mほどのところに駐車スペースあり)
登り始めると、すぐ右手に4基の石仏が祀られている。右から二つ目は地蔵さんだが、両隣りは総髪なので神像か?
道祖神とも違うような気がする。
観音山直下の洞には、白浜層群の
安山岩溶岩流と考えられる滑滝が現れる。
白浜層群の凝灰岩の露頭には、沢田石(凝灰岩)に刻まれた
三十三観音の下窟グループ(33体から5体欠けた)が祀られる。
破損した12体に代わって新たに刻まれた観音像は上窟に祀られている。
石仏群を過ぎると、観音山の登りが始まる。倒木に着床した苔?が手を伸ばす。
観音山は約600m続く岩稜でピークがいくつもある。P708
すぐにP717.ここが観音山の山頂のようだ。
P709の尖った岩峰の上は一本松が生えている。
P709の北側から南の一本松を振り返る。
P709の北側は絶壁。あきらめて、かなり戻って、左側のグスグスの斜面をへつって突破する。
P709の上からは、天城連山のパノラマが広がる。左に登リ尾と新山峠、万三郎・万二郎は小さすぎて分かりにくい。右端の風車は箒木山か?
P702は尖峰のため登りも下りも遠慮する。西側の急斜面を大きく巻くしかない。
最後のピークP718
観音山からの西斜面への下りは、踏み跡もかすかで赤テープも無い。地理院地図の作業道を探すも、見つからず、それらしきルートを探しながら、高巻き・低巻きで、くたくたになって奥原川の上流にたどり着いた。観音山に登った道を戻る手もあったが、下るのも厳しいので早々に諦めていた。
大平火山の溶岩流の露頭に再訪
龍爪神社に無事に下山できたことを感謝した。
観音山の帰りに、近くの鉢ノ山に寄って、
河津桜を撮影してきた。
河津川の桜より、見ごろは少し遅いようだ。
八ノ山の
山麓斜面に植えられた桜の花盛り。この後、山菜が芽吹く。
三筋山にはたくさんの風車が建ってきた。