牛歩的写真中心網録”

伊豆半島ジオパークと道祖神を中心にアウトドア活動を、写真で記録しています

裾野市の道祖神 追加調査#2

コロナ感染症は、まだ先が見通せないが、長く続いた梅雨空は、ようやく末期が見えてきたようだ。 午後から、裾野の道祖神の追加調査を継続した。雨が降って来た時点で打ち切り。

葛山の集落からずっと上にある山乃神社鳥居前の左手に、単体-48(立像・浮彫・合掌)が祀られている。
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葛山城址の公民館西の二基の石造物(左は既知)の右像は、資料では単体-33-1となっているが、実物は破損した何か?。仙年寺参道入口の石造物群の中にも見当たらない。
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葛山下条公民館前のT字路の北角に、二基の葛山-16-単体道祖神が祀られている。左像-立像・浮彫・笏、右像-立像・浮彫・笏
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御宿公民館のY字路西20mに、4基の石造物群が祀られている。前列・左像が御宿-17-3-文字碑(道祖神・昭和28年)
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御宿の八幡宮の鳥居前左手に祭壇を設けて、大きな庚申塔の左側に、3基の道祖神が祀られている。左像-御宿-14-4-文字碑(摩滅)、右像-御宿-14-3-単体(摩滅、頭部挿げ替え)後像-御宿- 14-5-文字碑(摩滅)
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御宿 小川の袂に、二基の石造物が祀られている。左像-御宿-21-2-丸石(台座が無いのはさみしい)
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右像-御宿-21-1-単体(立像・浮彫・笏)
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葛山-23-1-文字碑は見当たらない。
残りは、17か所-20基なので、あと1日で済みそうだが、梅雨明けで熱中症のリスクがある。

裾野市の道祖神 追加調査

裾野市の石造物の資料が、新たに見つかった。40近くの道祖神が未調査であることが判明したので、二三日の追加調査が発生する。
コロナ第二波と梅雨明けの猛暑をかいくぐって、完結させたい。

須山の久保上橋の南の民家の南西角に祭壇を設けて、二基の石造物が祀られている。左像-須山-27-文字碑(道祖神、右像-須山-29-双体(左神の頭部欠損、摩滅、両神-合掌)
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須山の馬頭観音堂は立派な祠。観音堂の南東角に、須山-49-1-双体(摩滅、両神-合掌)が祀られている。
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須山の旧道のY字路の北西角に、須山-54-文字碑(道祖神)゛祀られている。
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須山・原の集落のの道が県道と交差する辻に、二基の文字碑が祀られている。奥像-須山-60-1-文字碑(道祖神、昭和50年)手前像-須山-60-2-文字碑(どんどん焼きにくべられた様で、黒ずんで亀裂が入っている。道祖神
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須山・田向橋の北東の袂に、須山-68-文字碑(道祖神)が祀られている。
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須山・田向の橋の袂に、丸石道祖神があるとのことだが、丸石は無かった。代わりになのか、H8年と新しい文字碑(道祖神)が建てられている。
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下和田の大胡山橋の西の袂に、コンクリートの祭壇を設けて、三基の石造物が祀られている。中央像-下和田-1--2-双体(左神-合掌、右神-笏)と右像-下和田-1-1-双体(両神-合掌)が祀られている。
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大胡山橋の上流の佐野川の川床には、ローム層が露頭が見られる。
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今里の神社西の民家前に祭壇を設けて、今里-18-1-文字碑(道祖神)が祀られている。
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御宿の小川を背に、文字碑-TBD道祖神
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御宿のT字路の北東角に御宿-9-文字碑(道祖神)が祀られている。
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御宿の旧道沿いの石垣に、大きな(高さ1m以上)御宿-6-文字碑(道祖神)が存在感を出している。
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御宿の黄瀬川の川岸と川床に、厚い溶岩流が露頭する。
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下流側にも溶岩流の崖が続く。
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須山-22-自然石、下和田-9-1-自然石、下和田-9-2-文字碑、上ヶ田-1-文字碑は見当たらない。
上ヶ田-3-文字碑の写真を撮り忘れた。

小浜池 水位上昇中

三島市街地でのジオツアー研修が終了後、楽寿園に再入場して、小浜池を撮影。

22日の水位は209cm 記録215cmにどこまで近づくか? 
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深池も池らしくなっている。
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源兵衛川のせせらぎの道は水量が多すぎて、通行禁止となった。白滝公園では歩道からも湧水が湧き出した。

国士峠周辺の火口探索

そろそろ梅雨明けか。夏がもうすぐそこに来ている。コロナと熱中症の心配が少ないので、国士峠周辺の古道を歩いて、中伊豆の火口を5ツ探索した。

-国士越火山

国士峠周辺には、3つの火山が並ぶ。峠の南で、もっとも北に国士越火山のマールが半分侵食された状態で残っている。
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火口底には、植林が覆っている。
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火口壁の道路際には、爆発角礫岩が含まれる地層が露頭する。
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-国士峠

国士峠はいくつかの地点がある。ここは県道の国士峠
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その国士峠の北の林道に、カワゴ平のパミスが含まれる地層が露頭する。
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国士峠の東の道路際にもパミス露頭
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道路の上にある三角点のある国士峠
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四辻にある旧国士峠
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どこも、スズメバチが偵察に襲ってきて、頭を低くして逃げました。


-国士越南火山

国士越南火山には3ツの火口跡がある。最初にでてくるのは、一番広くて明るい中央火口。この下にすり鉢状の火口があるらしい?
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樹林帯と草原帯が混じる広い窪地
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大きな木も育っている
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上の火口跡
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説明2
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下の火口跡
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炭焼き跡
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国士越南火山からの溶岩流が県道下に見えた。
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-箒原東火山

一番奥の三方が火口壁に囲まれた窪地に、箒原東火山のマールの火口跡がある。
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火口には植林がされている。
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-伊豆市資料館

資料館前の黒曜石(天城山中の産)と石灯篭(中伊豆産の軽石
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カワゴ平の火砕流に巻き込まれた筏場の神代杉の輪切り
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伊豆ジオ遺産の追加取材

午後から日差しが出てきたので、溜まっていた取材の追加を消化していく。

-持越鉱山

持越鉱山の一部。現在は採掘と金の精錬は休止しており、都市鉱山からのリサイクルを操業しているらしい。
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背後の山が金山ではないようだ。
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上流側の工場跡
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-舩原火山

舩原火山の地形を観察できる場所を探しているが、3つの火口が同時に展望できる場所が無い。西側の墓地上段より。スコリア採石場
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-日向タフリング

早霧湖の南にある日向火山のタフリング地形を撮影したいが、適当な場所が見つからない。これがベストか?
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火口の中にも林道が通っているので、降りてみた。火口壁らしきものの一部が見える。
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大きな窪地に川が流れ、樹林が覆っている。
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中央近くに大きな針葉樹
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-早霧湖

早霧湖は堤体を工事中で、近くに降りられない。
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小浜池 200cm

小浜池の水位がとうとう200cmに達した。青空は望めない天気だが、記念に一枚撮ってきた。

200cm越えは57年ぶりだそうな。そろそろ梅雨明けなので、どこまで上昇するか目を離せない。近々の天気の良い日に期待しよう。
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久しぶりの満水で芥が浮いてきたので、これが流れ出てから、堰板を追加して、215cmまで持っていくらしい。
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中ノ瀬の湧き間からも勢いよく噴き出している。
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小浜池 満水

大雨が続いたおかげで、楽寿園の小浜池は早々と満水(168cm @7/12)となった。 長雨が終わって欲しいが、終われば湧水も減ってくるので、早速撮影に出かけた。

早く着いたので、源兵衛川の様子を見てきた。せせらぎの歩道は水没している。
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氾濫の心配は無いが、歩行は注意
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楽寿園は無料開放しているので、人が集まっているが、蜜ではない。青空と白雲が欲しかったが、贅沢は禁物。NDとPLで漣を鎮める。
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翁島から四宮を見る
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念のため、白滝公園の水量確認
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鏡池にも湧水が湧くことがあることを確認した。
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桜川で、水練するカルガモ親子
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牛歩的写真中心網録”