ようやく伊豆八十八ヶ所霊場巡りを発心できたので(踏ん切りがついた)、GWの人混みを避けて新緑の里山を歩いた。
発願寺は、田沢の嶺松院なので、
修善寺駅から約8kmを歩いてスタートすることにした。
大見川を渡って,加殿に入る。
愛層の良くない白猫にも挨拶
旭滝は左手の樹木が伐採されたので、遠くからも良く見える。
狩野川の河原には、凝灰角礫岩のような露頭がいくつも点在する。
水車小屋も連休を取っているのかな?
趣のある田澤神社
田澤神社前のカーブを曲がってすぐに、一番札所・
観富山・嶺松院(
曹洞宗・聖観世音菩薩)があり、見落とすところだった。
高さ30cmていどの小さな厄除け
弘法大師像があるので、こちらに礼拝。
狭いけれども、静かできれいな境内
玄関に納経などの受付もあるようだが、納経も
御朱印もするつもりはないので、パスした。合掌礼拝して、般若心経を唱え、本尊
真言を三唱するだけの簡略版で失礼する。
境内の右手奥を進むと、迫力のある板状節理が現れた。
伊豆天城
七福神のひとつに数えられる弁財天が石祠の前に祀られている。
狩野川の河原には、海底火山の置き土産がいくつか露頭する。
湯ヶ島の上の家もクラファンで、再生されて良かった。(
井上靖ひいきなので、こころばかりのファンドをした)
ハリス一行が江戸出府の途中に宿泊したことを記念して、柱状節理のモニュメントが建つ。
長野橋から見る大岩(こちらが鬼石か?)
長野の空き地でおにぎりを食べて一休み。いよいよ国士峠の登りにかかる。登り初めて、すぐに露頭があり、カワゴ平のパミスらしきものが明瞭に見える。
つづら折りの道を辿って、ようやく国士峠に到着。
峠近くの露頭に、厚いパミス層が見える。
ワサビ田の周囲の山の新緑
広いワサビ田を覆うハンノキ
新田の民家には、どこも
シャクナゲが咲き誇っている。
初めて見たが、これがハンカチの木。真っ白のハンカチをつるしてあるようだ。
沿面距離-27Km, 累積標高差-1855mを、8時間で歩きました。左肩と左腰に疲れが感じられる。歩き方が良くないかも。
遍路の支度に迷ったが、いつものハイキングの恰好で、スニーカーで歩いた。煩悩にとらわれて、ジオと写真撮影に気をとられすぎたかな?