山北町の道祖神探しが2か所残っていたので、ペンディングにしていた松田町の寄地区の道祖神探しとセットで探しに出かけた。
半年ほどかかったが、ようやく神奈川県西部(箱根の周囲)を完結できた。同時に、伊豆半島・静岡県東部、山梨県・富士山麓、神奈川県西部と、全ての道祖神探しが完結した。地元の函南町から悉皆調査を進めて、次々と範囲を広げて10年ほどかかってしまった。これ以上範囲を広げないで、まとめに取り掛かることにする。
昨日の寒い雨は富士山の裾野まで降雪をもたらした。御殿場のコンビニの北に開けた段々畑があるので、そこから撮影した。
松田町・寄地区
坂道の途中、道下の斜面に祭場を設け、木の祠内に、双体(#34・袖中拱手・髪の毛を高く結って・足の指が見える・元文・舟形)が祀られている。
虫沢の川の右岸に沿った道路の崖上に、コンクリで祭場を設け、三基の石造物が祀られている。中像-双体(#35・モダン・抱肩握手)
虫沢のタケ山虫沢林道の登り口のY字路・北の石積みにニッチを設け、双体(#36・破風欠損・摩滅・両神-合掌?・左神-顏削られ)が祀られている。
寄地区の最奥の民家がある稲郷への急な上り坂の途中、ブロックの擁壁にニッチを設け、五基の自然石が祀られている。後列・左像が自然石道祖神(#28・摩滅)なのか?
土佐原の集落の急な坂道から山道の途中に、トタン屋根に囲われた石積みの祭壇を設けて、二基の石造物が祀られている。左像-双体(#30・舟形・下が欠損・右神-顏削られ・袖中拱手)、右像-双体(両神-合掌)
弥勒寺の福昌院の東北のY字路角に、祭場を設けて、賽物に囲まれた双体(#31・半分割れ・つなぎ・摩滅・右神-顏削られ)が祀られている。