網代の朝日山

蜜を避けて近場の海山を歩いている。雨上がりなので、網代の朝日山に登った。

丸山の北にあるマリンタワーは丸山に登るらせん階段で、最上部に展望台がある。津波避難タワーとしての利用も考えられている。

マリンタワーの下には東大の地震観測施設がある。戦時中に回天を格納する洞窟として掘られたものを再利用している。

丸山の山頂は木々が邪魔して展望は効かない。

山頂の石造物は駒形刳りの中に何やら線刻されている。

丸山山頂から、朝日山を展望する。

片町の伊豆型道祖神

網代パノラマバイパスのトンネル手前から、立岩の上部を見下ろす。鳥が止まっている山頂に石祠が祀られている。誰かお祭りしているのか？

屏風岩を見下ろす旧道の山側の崖には、屏風岩に続いていると思われる岩脈が、赤いスコリア層に貫入している露頭がある。

朝日山の登り口にある長谷寺のご本尊は、伝行基作の秘仏の観音様らしい。

境内には、三十三観音霊場の石仏が祀られている。こちらは、一光の阿弥陀三尊像と釈迦如来立像。阿弥陀如来は石仏とは思えないほど繊細に彫刻されている。

三十三観音

どの観音さまも柔和なお顔をしている。

境内の海側の崖上に、かつて使われた灯台が復元されている。今は、木々が邪魔して展望は悪い。

朝日山登山道沿いに石丁場跡があり、入口の石には矢穴がくっきり。

石丁場跡にはそれほど大きくない石が残る。

山頂手前の四阿のある展望台。初島と大島・三宅島などか見えて、日の出が見られる。

朝日山山頂（１６０ｍ）は木々が茂っていて展望が良くない。

初島も富士山も見える。

別荘地のある稜線を歩いて、古道の東浦路にでくわし、網代に戻る。地図には載っていないが、道標があるので迷うことは無い。

東浦路は途中で沢のようになるが、両側に石丁場跡がある。

大きさは１ｍほどだが、たくさん残っている。

十界一五八と刻まれた刻印石

石畳道もあったが、土砂・落ち葉で埋め尽くされている。