牛歩的写真中心網録”

伊豆半島ジオパークと道祖神を中心にアウトドア活動を、写真で記録しています

筏場の砂岩層をようやく見つけた

天気が良いので、筏場の砂岩層探索の続きに出かける。作業林道の残りを探して、蛇喰川の沢を探してみた。

火砕流ラハールの手前の作業道沿いの谷には、軽石火砕流の堆積層がいくつか露頭する。(ということは、砂岩層はもっと低いところ)
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ラハール中に、軽石や黒曜石と一緒に炭化した木が混じる
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赤っぽいラハール
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上層には、角礫が含まれる
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こちらは軽石が卓越するラハール
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別の広い所では、流紋岩とみられる巨石が転がる。
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谷の下流に入ると、両側に浸食された崖が現れる。固結した岩のようだ。
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蛇喰川が冷小川と名前が変わる近くの堰堤の上流に、シルト岩ぽい堆積層が露頭している。砂岩層は近くにあるということ。
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川床にもシルト岩が横たわる。
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堰堤の下流に入ってみたら、探していた砂岩層の崖がようやく見つかった。思わず、ガッツポーズ
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間違いなく砂岩で、崩すと細かい砂となる。
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伊豆半島が本州と衝突する前に、ここが浅い海峡の海底に溜まった砂岩が10m近く堆積している。(約100万年前に、大野の玉礫・横山のシルト岩と筏場の砂岩がセットで堆積した)
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砂岩の中に、玉礫が挟まる。
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砂岩層の上は林道で、その上に皮子平の軽石火砕流のラハールがある。
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ついでに、椎木平の樹齢千年の椎の木に再訪。歩道も巨木の周囲は整備されていた。
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