牛歩的写真中心網録”

伊豆半島ジオパークと道祖神を中心にアウトドア活動を、写真で記録しています

縄地の巡検

五月晴れの、さわやかな風が吹く中、縄地を歩き回った。最近は体力の低下から一日は持たない。熱中症対策も含めて、例年よりも短時間で巡検を切り上げるよう努力している。

  • 磯場

国道から門口の南側を見下ろす右手には、亀の甲横の磯が見える。トンネル手前から降りる磯道を探したが、夏草に覆われて下が見えない急斜面は危険なので断念した。


小湊洞門を抜けた道路沿いから、縄地の積出港を見下ろす(採石した石材?の)積出港南東の磯場


磯場の先端先端の下には、ハイアロクラスタイトの先端があった


振り返ると変色した凝灰角礫岩の崖激しく変色・変成している


亀の甲の先端を見る積出港の反対側には海食洞が見られる


縄地の海岸から亀の甲を見る縄地の海岸の南東の先には、松下の磯場




  • 塞ノ神 (当地では塞ノ神と呼ぶ)

中条・上の塞ノ神さん(近くの家の人が、教えてくれて草を刈ってくれた)下条の橋を渡ったところの大きな木の下にある石祠型塞ノ神(右は大日如来の文字碑)


縄地中条・下の道沿いに安置された石造物の右隅に小さな伊豆型道祖神これは中条上の塞ノ神さんの間に祀られていたものを、家の人が移したそうだ。盗まれなければいいが。


子安神社の社殿の右後ろの露頭に安置される乳の神様


  • 鉱山の痕跡

国道から見える採石場跡(骨材の水増しに使われた凝灰岩だが、鉱毒が問題となったそうだ)大久保長安の屋敷があった跡は、縄地のコミュセンに使われている(長安は縄地には短い時期しかいなかったらしい)


除草していた方が元校長で、鉱山に詳しい方だった。家の裏に残っている石臼などを見せてもらった横の溝は、ねこ流しという金鉱石の選定に使われたそうだ


佐渡の金山で使われた石臼よりも一回り小さく削れてしまった使われ方を聞いたが、よく理解できなかった。



縄地鉱山の坑道図のコピーをいただいた。次の機会に案内してもらおう
坑道は無数にあるらしいが、一番手ごろな大名抗を縄地川沿いの竹やぶの中で見つけた大名抗がもっとも標高が低い坑口。



踊り子の宿 福田屋お休み遊歩道から河津川越の福田屋


国民宿舎跡の対岸に凝灰岩露頭



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