静岡県地学会東部支部主催のジオツアーで、沼津御用邸周辺の海岸を歩きました。
- 瓜島(西郷島)
獅子浜漁港の突堤からたどり着ける瓜島は角礫〜円礫を含む凝灰岩を貫く石英安山岩の貫入岩体 | 干潮なので一周できるかと回ってへずってみたが、もう少しのところでオーバーハングの行き止まり |
周囲に急冷縁らしき節理が見られるので、円柱状の貫入岩か? | 白い筋は石英か? |
島を逆から攻めたが、すぐに行き止まり | 瓜島の隣には岩脈らしい小さな島があり、真ん中が波食されて貫通した穴が見える |
- 御用邸の海岸
昭和天皇が育った御用邸の海岸から雨にけぶる牛臥山を望む | 砂浜には、カワゴ平から流れ着いたパミスが散らばる |
- 牛臥山
牛臥山から少し離れて残る立石も海底火山の土石流に貫入した岩脈の名残 | 別の場所にも岩脈が残る |
海底火山の噴出物の土石流が塩類風化されて造るオバケ岩 | 岩脈が波打ちぎわまで伸びる |
流紋岩のドームが海食されて、お婆の懐と呼ばれる | 海底で噴出した流紋岩質溶岩が流離構造を示している |
- 日緬寺
上野の寛永寺から全国に配られた石灯籠のひとつ(玉澤の妙法華寺の物と対になる) | 酒塚の近くに積まれた俵の形をした力石(酒造りと関係あるか) |
珍しい酒塚。五輪塔になぞらえて、上より、盃、瓢箪、挽き臼、樽、丸い膳 | 左脇には酒瓶や徳利が奉納されていて、酒の功徳を称えている |
- 大朝神社
牛臥山の北にある大朝神社は、日蓮上人が津波の被害に困っている人々を見て、当社に曼荼羅を掲げて祈ったところ | |
この後、雨の中を沼津駅まで歩きとおしました |