牛歩的写真中心網録”

伊豆半島ジオパークと道祖神を中心にアウトドア活動を、写真で記録しています

慶派の仏像を訪ねる旅

かんなみ仏の里美術館の3周年記念事業として、[慶派の仏像を訪ねる旅]を募集したところ、多数の応募があり、バス1台を貸し切って、先生方とでかけてきました。大雨にも関わらず、遠くは大阪などからかけつけた人たちも含めて、元気に長時間、楽しんできました。(カメラを忘れたが、スマホでも充分撮れました)

河津の涅槃堂では、斎藤先生の面白い講義に、バラ園の後藤さんも感心し、講演の依頼も出たほど。米寿の先生、益々お元気で一緒に色々な所に出かけましょう杉鉾別命神社(河津来宮神社)のご神木の大クスノキ。水たまりの境内で、ご対面。


河津交流会館で昼食後は、手石の正善寺に。三十三観音の石仏が静かに迎えます本日のテーマは、[慶派の仏像]で、その第一弾が、正善寺の大日如来像。不思議な印相はうちほこ印ということが分かった、密教僧が修行の時にする印相で、大日如来がする印相ではないとのこと。快慶に通ずる善慶が造ったと考えられる。


蓮台寺天神社の大日如来(重文) こちらは金剛界の智拳印を結ぶ正統派。髷が高く、鎌倉期の特徴が現れる。慶派の孫弟子に相当する仏師の作と考えられる

最後に、工事休館する前に上原仏教美術館に立ち寄り、田島先生の説明を受けてきました。普段は見れない吉田寺の阿弥陀三尊・毘沙門天も拝観できて、ラッキーでした。こちらも慶派だが、快慶系のきれいなお顔などが特徴
帰りのバスの中で、伊豆半島ジオパークの宣伝と伊豆の七不思議についてのガイドをする時間もいただき、ジオパークについての興味も喚起できました。

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