静岡県地学会東部支部主催のジオツアー三島#19に参加して、韮山駅から蛭が小島・韮山城・江川邸周辺・反射炉・伊豆長岡駅と歩きました。豊臣軍の韮山城攻防を理解する歴史散歩を、楽しみました。
- 韮山駅〜江川邸
頼朝が流された蛭が小島と伝えられるが、鎌倉時代の遺構は発掘されていないそうだ | 東屋のテーブルには、今では貴重な皆沢の若草石が使われている |
韮山城(龍城山)付近は数百万年前に海底で噴火した内浦火山の石英安山岩であるが、山腹には垂直近くに立った板状節理が見られる。 | 二の丸 東側には土塁が築かれている。海底火山が侵食された地形を利用した山城の縄張りは見事 |
本丸から静浦山地(大平山・大嵐山・茶臼山)や守山・大男山などを展望。 | 塩蔵跡は土塁に固まれている(煙硝の倉庫とも考えられる) |
天気が良ければ、箱根・富士山・愛鷹山・丹沢・達磨山なども見渡すことができ、北條早雲が築いた山城の防御力が高いことが分かる | |
韮山城は内堀と外堀及びその西側には沼田、東には城池があり、攻めにくかった | 韮山高校の正門は、韮山城の大手門の位置に相当する |
- 江川邸〜伊豆長岡駅
山木判官(平兼隆)の屋敷跡といわれる高台(私有地なので、所有者に断って見学させてもらった) | 近くを流れる水路に、季節外れのハゼの葉? |
江川家の菩提寺である本立寺 | 寺の奥に、第36代・江川太郎左衛門英龍の墓がある |
韮山城を振り返ると富士山の上に素晴らしい雲が広がる | 峠の手前には、馬頭観音3体とお地蔵さん |
峠には、馬頭観音2体と道祖神 | 昌溪院参道入り口にある圓通石 |
反射炉までは山裾の小径を往きました。風情ある道に花を巡る良いコースです | 反射炉近くの不動堂手前の十一面観音と庚申供養塔 |
すっかり桜も散った反射炉 | |
ふるさとガイドの方に、丁寧なガイドを受けました。 ちなみに大筒を試し打ちしたところ、約2400mも飛んだそうだ。臼砲でも約1200mも飛ぶとのことで、認識を新たにした 反射炉の耐火煉瓦は河津の萩ノ入川にある煉瓦の洞遺跡で作られた。良く見ると一部の煉瓦が剥落しており、修復するそうだ |