牛歩的写真中心網録”

伊豆半島ジオパークと道祖神を中心にアウトドア活動を、写真で記録しています

カタクリ&牧之原巡検

牧之原の公園でカタクリの群生が見ごろとのニュースを見たので、明日から天気予報が良くないので、遠出しました。せっかくなので、前から気になっていた牧之原・御前崎のジオポイントを巡検しました。

到着した時は、曇りだったので、まだ花弁がまくれていない。おととい辺りが見ごろで、一部の花弁はしおれている大井川を臨む台地に建つお茶の博物館の公園の東斜面に自生したモノを、ボランティアの人たちが大切に管理している。


この後の巡検があるので、ギリギリまで粘って撤収した花芯を見るために手鏡を用意するツワモノも



  • 子生まれ石

子生まれ石のお堂に鎮座する二つの子生まれ石。子授けの石として、各地からの夫婦の願いが寄せられている


お堂近くの川に接する崖(砂岩)に石灰岩を核にした砂岩のノジュールが露頭して、周りの砂岩が侵食されると、子供が生まれるように川に落ちる。近くには、たくさんの子生まれ石が残っている


近くの大興寺には、繭型の子生まれ石で造った代々の住職の無縫塔があると言われるが、見つけることが出来なかった


とんがり山とも言われる石灰岩の尖峰麓には男神社がある


周囲を巡って、露頭部に接近する踏み跡をヤブコギしたら、露頭の足元に出た。ここから登るのは困難なので断念(1600万年前のサンゴ礁が固まった石灰岩の一枚岩で、化石も含まれているらしいが分からない)


基部には、東海大学海洋学部が設置している地震観測機器が埋め込まれている男らしい姿



  • 女神山

萩間川を挟んで対岸には、女神山(めかみやま)がそびえる。石灰山(いしばいやま)とも言われ、すりつぶして鳥のエサに混ぜたそうだ。麓には茶畑が広がる


山頂には女神社がイザナミノミコトを祀る。以前は帝釈天の像があり、帝釈山とも呼ばれたそうだ(途中であった古老から聞いた)石段の基礎には石灰岩が、混凝土で固められている



御前崎灯台は海岸段丘の上に建つが、岬の先端には、ちょうど大潮の干潮なので、砂泥互層が露出している黒く見えるのが泥層で、白く見えるのが砂層で、泥層は浸食されやすく、白い砂層が残る


波食が進行中所どころに横ずれ断層の跡が見られる


灯台に入額して、地球が丸いことを実証しました。伊豆半島は見えません静岡県の最南端にある岬


時間があったので、白羽の風食礫を探しに行ったが、場所が特定できない。泥岩が風化して、土に還るところ(スレーキングと呼ぶらしい)


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