北条時政の没後800年として、願成就院で法要と講演会が開かれました。北条時政の人となりが聴けるので、出かけてみました。
雨が止んだので、墓前で法要が行われました(お墓の石囲いも新しくなりました) | 普段は入れない本堂で後援会があり、ご本尊の阿弥陀如来坐像をパチリ(玉眼・漆箔・松葉衣文などが見られ、鎌倉時代か?) |
講演[新たな視点で見る北条時政像と運慶の接点]では、北条時政の素性から始まって、平家と源氏の両方の板挟みとなり、政子と頼朝との関係など、とても人間臭い豪傑の素顔が垣間見えた気がする。運慶作の5体の仏像群は、元は北条氏の菩提寺として建立された伊豆堂と呼ばれる小さなお堂の本尊となるものだった。途中から目的が、頼朝の奥州藤原征伐の成就を祈願するものに変わり願成就院と名前を変えて、お寺の規模も拡大したという新説が紹介された。
国宝の運慶作の5体の仏像が無料で拝観でき、じっくりと見せていただいた。