牛歩的写真中心網録”

伊豆半島ジオパークと道祖神を中心にアウトドア活動を、写真で記録しています

下田エリア 追加取材

下田での打ち合わせのついでに、下田エリアで漏れていたサイトを取材しました。ピーカンではないが、蒸し暑くて、熱中症になりそうだった。これにて、下田エリアの取材は終了としよう。(行くたびに新たな情報が得られてエンドレス)
暫くは涼しい箱根や富士山麓で遊びます。

  • 須崎漁港

須崎漁港近くの民家 きれいな斜交層理をあしらった伊豆石の土蔵(住居にしているようだ)漁港の裏山にある庚申堂近くのお堂には、閻魔大王の石造物や、


観音像が35体ほど凝灰岩の崖を穿った石室に安置されています。状態はとてもいいものです



  • 須崎〜爪木崎 遊歩道

入手した地磯ガイドを元に、歩いてみました。5年ほど前に歩いた時と、ジオを理解してからでは、印象が全く変わっています。

看板には[細間の段]となっていて、石の切り出しも行われたようだ崖の向こうが地磯ガイドの”赤根”と呼ばれる島。間には、崩れた石が詰まっているので、手前の崖を一度海面近くまで降りて、島へよじ登ることが出来た。


赤根の名の通り、凝灰岩が熱水で赤く変質して、不思議な模様を描く小白島には、小さな石丁場が見える




赤根の先端から、パノラマで

細間の段近くには大規模な石丁場が出現良質な伊豆石(軟石)がたくさん切りだされたようだ。


切りだされた軟石(凝灰岩)の上の層は、熱水で赤く変色し、使われなかったのだろう。その上には海底土石流の凝灰角礫岩の層が覆う一部通行止めの区間は、大きな崖崩れが見える。山側を大きく迂回する


黒崎の段近くの遊歩道田ノ浦の静かな入り江(戻りは、山道で須崎まで)



  • 恵比寿島

恵比寿島頂上の祭祀遺跡と看板があるが、場所は特定されていない?島の南側は千畳もある海食棚の潮溜まり


海底で流された火山灰と軽石がいくつもの層に堆積して、波が侵食した芸術品分厚く積もったものだ


須崎漁港側から見た恵比寿島全景


柿崎の三島神社神社左奥の小さなお社の背後には、凝灰岩の露頭


吉田松陰の像がアメリカを望む神社駐車場後の崖にはピンク色の凝灰岩の露頭が一部見える



  • 稲田寺

何回も来ているが、津波塚が光線の加減できれいに撮れない。来る時間が悪いのだが



  • 鍋田浜

鍋田浜の白い崖(近づけないので、遠くから望遠で)津波で打ち上げられた大きな津波


大岩の上部に、フジツボの生痕が残る

一度、落石した大岩が海中に沈んで、フジツボが生息したが、その後の津波でここまで打ち上げられたものらしい

  • 大浦

大浦の番所跡(看板があるのみだが)番所跡から波静かな大浦湾を


前回は、崖崩れで通行禁止だったが、水族館への遊歩道も開通カッパちゃんも健在




取材も大変だったが、ブログへの投稿も量が多くて大変でした。

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