牛歩的写真中心網録”

伊豆半島ジオパークと道祖神を中心にアウトドア活動を、写真で記録しています

河津 鉱物探し

隣の釣り師さんを、金探しと誘惑して、河津方面に出かけました。

  • やんだ(平磯)

まずは菖蒲沢の北隣の平磯(漁師言葉で、やんだ)で鉱物を探しました。

平磯の文字通り、海食された平らな棚が広がります海から見て右には凝灰角礫岩の露頭。 こちらには輝沸石が多いと言われるが、どんなものか知らないので見つかるわけがない


続いて、菖蒲沢よりの露頭に近づいてみると岩脈や熱水の裂け目が表れてきて


凝灰角礫岩の隙間に、熱水から析出した濃い緑色のセラドン石がたくさんあり、その表面にモルデン沸石が見つかった(もちろん家に帰ってからネットで調べたのだけど)白い針状の結晶がモルデン沸石(拡大すると、放射状に広がる結晶が見えます)


魚卵状玉髄の品位の悪いものとみられる凝灰角礫岩に貫入する岩脈



  • 菖蒲沢

菖蒲沢の海岸の下田寄りは、凝灰角礫岩の基盤ですが、なぜか角の取れた大小の石英礫がたくさん積み重なっています。縄地鉱山のズリが打ち上げられたものか?石英礫の隙間に入った脈に銀黒と呼ばれる輝銀鉱があり、銀と一緒に微量の金が含まれるということです。夏を思わせる暑さの下で、一心不乱にハンマーを振るいました。ルーペを車に忘れてきたので、見つけることができなかった。まず銀黒の見分け方の勉強が必要です



大潮の干潮時間帯に出かけた干上がった遥拝地の岩(鳥居のある)の下を海側から覗いてみる


残念ながら、潮位が高いのか、砂浜の砂が下がったのか、御三釜には降りることができなかった。5月中旬の大潮の時は、どうだっただろうか?


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