大平の桃源院の庚申塔は、”三猿”に加えて、”二鶏”と”日月”を刻んである珍しいものであることを教えられた。
函南町の江戸時代の庚申塔で、そのような様式のものが有るのか調査してみました。結果は、三猿二鶏様式のものはありませんでした。
函南町で江戸時代制作と考えられ庚申塔は、全部で21基ですが、その内3基に猿が刻まれています。
肥田 香徳寺 正面下部に”三猿”。上部に”日月” | 左右側面には、”蓮華”が刻まれています |
軽井沢の庚申塔には、”聞かザル”だけが刻まれています | 側面には、元禄十三年の年号。”鶏”が刻まれているとのことだが、下部が土に埋もれているので確認できない |
桑原 熊野神社の庚申塔の正面下部には、”三猿”が刻まれています。寛政十二年 上部に”日輪”らしきもの | 両側面には、”蓮華”が明瞭に刻まれています |