牛歩的写真中心網録”

伊豆半島ジオパークと道祖神を中心にアウトドア活動を、写真で記録しています

ジオツアー三島 13

静岡県地学会・東部支部主催のジオツアーに参加し、大平地区に残る凝灰岩・凝灰角礫岩の露頭などをじっくりと巡検しました。初夏の陽気の下でM先生のガイドで、凝灰岩・凝灰角礫岩をたくさん観察し、合わせてこの地域の歴史も勉強しました。

  • 政戸の大露頭

政戸の採石場跡の露頭 約1500〜170万年前に海底で噴火した火山から噴出して堆積した凝灰角礫岩この壁に10本近い岩脈が貫入しているそうだが見分けが難しい


太い岩脈の周囲には亀裂を登ってきた熱水で黄色く変性した凝灰岩が縁取る斜めに走る太い岩脈に節理の傾向が見える



  • 日守の陸水門(陸閘)

狩野川の氾濫した洪水を防ぐ、陸水門の遺構(封鎖に使われた板は近くにあるそうだ)道路拡張に伴い、反対側の遺構は削り取られた。擁壁の上には政戸境横穴群が保存されている



  • 新城跡から丸山遺跡

今の浅間神社の辺りが、後北条氏により整備された山城である大平新城跡 鳥居は長岡凝灰岩七面神社下にも凝灰角礫岩の露頭


鷲頭神社は大平地区の総鎮守 元は鷲頭山の上にあったが、移された丸山遺跡は弥生時代の遺跡だが、獣骨・骨角器などの縄文時代を思わせる出土品が多く見つかっている。その頃は大平のほとんどは湿地で住めなかったのだろう



  • 中将姫公園近くの石丁場

江の浦凝灰岩と同質の白色凝灰岩が切りだされた説明−2


民家の土蔵(?)の基礎部分にも変質した凝灰岩が使われている”おかんのんさん”の露頭も凝灰角礫岩


大井の石丁場跡 大井凝灰角礫岩の模式地

この石丁場付近に新しいバイパスが造成されるようだが、”おばしどころ”の石仏群はまた移動させられるのか?

  • 桃源院

桃源院には、多くの凝灰岩・凝灰角礫岩が使われている石塀の下には、岩脈と見られるものが露頭


庚申塔の前面下部には三猿に加えて、側面には、二鶏がある珍しいもの

庚申の夜が明けたことを告げる鶏が刻まれている
土蔵にも凝灰角礫岩が使われている石塀やその傘石にも凝灰岩


桃源院横の露頭も大きな岩脈と見られるとのこと


  • その他

途中の家の石塀 素敵な模様を描く凝灰角礫岩 激しい力が加わったのか?横松の石仏群は凝灰岩の露頭の上に建つ 大きい石碑は白隠禅師の揮毫


出城山(新城の前衛の山城)付近の露頭 岩脈の間を新しい岩脈が貫入したものとみられる

この地域の地層は、凝灰角礫岩の上に凝灰岩が覆い、それらの間を岩脈が貫入している

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