牛歩的写真中心網録”

伊豆半島ジオパークと道祖神を中心にアウトドア活動を、写真で記録しています

南伊豆 巡検

週末は天気が崩れるとの予報から、天気を先取りして、河津・下田・南伊豆のジオポイントを巡検しました。せっかくの中潮なので、久しぶりに南伊豆の海岸で遊びました。

  • 河津 三養院の滝

国道沿いの青果屋さんに道を聞いて、ケモノも通らない竹藪の中をすべるように降りて、滝壺への道に降りました。後でよく見たら、ファミリー&リゾート川ばたさんのワサビ田の道を通してもらえばそれほど厳しくなかった。

佐ヶ野川の溶岩流を浸食して、三養院の滝が落ちます(今までは、上からしか見えなかったが、やっと正面から)鉢の山火山から流れ出した溶岩流の柱状節理です



いつも通り過ぎるだけだが、今日は予定を立てて撮影に臨みました。

今でも毎分600リットルも自噴している100℃の温泉は普段は、近隣に給湯している9:30〜15:30の一時間おきに、1分間だけ給湯を停止して、自噴の圧力だけで高く昇るようにしているそうです。(冬の寒い朝には、噴き上げた蒸気に陽が射すと、きれいな虹ができるそうです)


噴湯が始まりはじまり時間になると自動的に源泉の蓋を外すことで噴湯します



  • 白濱神社裏の御三釜

中潮の干潮時間近くでどうかとは思ったが、御三釜にはやはり入れなかった。5月の大潮には波打ちぎわから歩いて入れるそうだ。また来なくちゃ。



天草倉庫に伊豆石が使われている白浜には赤が似合う



  • 三日月の大洞と遠国島

中潮なのでダメモトで出かけたら、結果はオーライ。足元が濡れることなく、三日月の大洞に入れ、遠国島に上陸できました。

シークリフビィラ森のオーナーにお願いして、敷地内を通行して海岸にでます。ごろた石の海岸・磯を歩けば、遠国島まで行けます(ビィラ手前のゲートからも入れました)三日月の大洞の入口は潮が引いていないが


海食洞の横っ腹に小さく海食された洞門を抜ければ、濡れずに入れました(回転準備中)洞内から外を見る。この洞窟は人造ではなく、海食された洞窟であることが確認できました


危険なヘツリをして遠国島の南側に回りました更に急な斜面を心もとない木の根や幹にしがみついて山頂まで。祭祀遺跡があるというが、新しい祭祀の証拠しか見当たらない。降り路を迷うと大変なことになるので、早々に引き揚げました。(危険なので真似をしないでね。僕ももうしません)


遠国島は凝灰角礫岩なのでホールドは良いが、山頂付近は植生によって崩れやすい対岸には、自在丸追悼碑の立つ絶壁が見える



戻る途中の崖の露頭


  • 手石 弥陀窟

手石漁港近くのふたつのトンネルの間にある小さな登り口から海に向かって、尾根を歩くと、阿弥陀堂跡と思われる広場があります(途中の痩せ尾根から海食された洞窟の天井が抜けた大きな天窓洞が見えます)その先を進むと、弥陀窟の上に建立された南無阿弥陀仏の名号塔がある。この下が弥陀窟


更に磯場に下りると、弥陀窟を横から覗ける。ここから船が入洞するのだろう付近の海食棚にある大きくて深いポットホール(海面よりも高いので、溜まっているようだ)



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