牛歩的写真中心網録”

伊豆半島ジオパークと道祖神を中心にアウトドア活動を、写真で記録しています

南伊豆の仏像&ジオ

ガイド仲間に二人の先生も加えて、南伊豆の仏像の研究に出かけました。仏像6躰とジオポイント2か所という欲張りなプランで疲れたと思いますが、皆さん喜んでもらいました。

前回は、ガラス越しでの対面で良く見えなかったので、今回はお願いして収蔵庫を開けていただき拝観できました。
鎌倉時代初期の慶派の流れをくむ仏像で、重要文化財に指定されています。結跏趺坐した膝の形状や、足裏が平安時代の扁平な形から写実的に変化していることや、松葉衣文などの鎌倉時代の特徴が理解できる傑作です。


伊豆南部に多い漂着伝説を持つ仏像。肉髻や印相が左右の対称性が崩れているなどの地方仏師の手によるものと見られる。二度目となるが、重文は見ごたえがあります。円満な顔立ちや、扁平な膝から平安時代の特徴が出ている


上賀茂の集落のはずれにある閑静なお堂直立する姿や衣文の線から、平安時代後期と見られる


整備された竜宮窟に寄ってきました。ハートビューポイントのしゃれた名前がついて、ジオ看板も整備されています。

仏像ガイドのみなさんにも、ジオに興味を持っていただきました


恵比寿島ジオポイントを見てから、狭い坂道の上にある観音寺に立ち寄りました。平安時代後期の特徴が良く出ています。螺髪の後ろが省略されている特徴があるそうだが、確認できませんでした。次回は、ライトとミラーを持って研究しよう。一木造りと特徴から、平安時代後期と見られる




樹齢2000年のビャクシンのウロ内に祀られる小さな薬師如来立像
御祭神の事代主命本地仏である薬師如来坐像が神殿の右脇に大事に飾られています。始めてみましたが、神仏混淆の良い例です。撮影は禁止ということなので、普段はいることが無い立派な神殿内部も合わせてじっくりと拝観させていただきました。ありがとうございました。

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