牛歩的写真中心網録”

伊豆半島ジオパークと道祖神を中心にアウトドア活動を、写真で記録しています

南伊豆 仏像見学

町のボランティアガイド仲間と、スキルアップを目的に、南伊豆の仏像の鑑賞をしてきました。

企画展[伊豆を守護する仏たち]を、運よく田島先生にガイドをしていただきました。
最初に常設展示の仏像で、たっぷりと解説いただき、知識の補強が出来ました。平安と鎌倉の仏像の違い、慶派の中でも仏師に個性で仏像表現が違うなどがよく分かりました。

平安時代の特徴: 一木造り・お顔が丸い・翻波式衣文・奥行きのある胴体・信仰の対象として、背中や螺髪の後ろ側の表現が簡略化されていることが多い。
鎌倉時代の特徴: 一木割矧ぎ造り・お顔が細長い・全体に写実(螺髪・衣文・玉眼・体つき・お顔)にこだわる。

企画展では、南伊豆各地の寺院から普段見ることができない仏像も含めて、たくさんの仏像が展示されています。伊豆と地域に暮らす人々を守る目的で造られたとの意見が印象に残りました。

上原に貸し出し展示されている仏像を除いて、全て拝観できました。平安前期の薬師如来地蔵菩薩など、古い仏様がたくさん守られてきました。
来年の2月オープンを目指して、”伊豆ならんだの里・仏教展示館”が建設中でした。オープンしたら、また勉強に来ます。

薬師如来坐像十一面観音立像


地蔵菩薩立像



  • 善光庵

教育委員会の許可を得て、十一面観音立像を拝観しました。衣の表現が浅く、形式化していること、背中の表現がかなり省略されていることなどから、平安時代の作と考えられているそうです。

時間が遅くて、噴出するところは見れませんでした。温泉でゆで卵を作れる。


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