牛歩的写真中心網録”

伊豆半島ジオパークと道祖神を中心にアウトドア活動を、写真で記録しています

西伊豆エリア下見

西伊豆エリアのジオツアーの下見に、隣のおじさんも誘って出かけました。

  • 浮島の岩脈群

浮島海岸の駐車場に車を置き、左手のごろた石の浜を進むと、海中から飛び出した岩塊が目に入ります。これらは、かって海底で活動していた火山に地殻からのマグマを供給していた通路が固まったもので、『岩脈』または『火山の根』と呼ばれます。

火山の根とその上に根を下ろした松千貫門のように浸食されて穴が開いている。これでは小さい船でも通過は無理そう


海中にある岩脈らしきものは4つ。どれも個性的ですね気泡が入った骨をいくつも立てかけているよう




  • 枯野公園

堂ヶ島に近い、沢田公園の南にある漁港の船着場の反対側に、白く切り立った崖に、縞模様の美しい地層が露頭しています。







層理の陰影が、古代戦士の横顔に見えませんか


国民宿舎[松崎荘]の西側に厳島神社を抱く弁天島は、海底火山から海中に噴出した溶岩が急に冷やされて、自破砕した岩を含む土石流が堆積した地層で覆い尽くされています。昔は橋で渡っていたが、工事で陸続きとなった。備長炭の元となるウバメガシが群生している。





  • 室岩洞の石丁場

松崎から岩地に向かう道の途中に、室岩洞はあります。駐車場の海側に下りる道がある。ここの凝灰岩は海底に堆積した軽石層で、軟質で加工がしやすいので、江戸時代に伊豆石として採掘され、お台場建設に使われた。

入口(日中は電気がついているが、暗い所もあるので懐中電灯があるとよい)真ん中と右側に写ったのは採掘している人を模した(突然現れるので不気味)マネキン




切りだしている途中のブロックが保存されている。段差分が削り代のようだ
採石した石材は、海岸に崖から海に降ろして、船で運んだということだ。石材は石垣や土蔵、家の土台、かまどに使われた。
洞の奥には、3つの湧水溜りがあります。暗くて、水たまりにはまってしまいました。遠浅ではないので注意!


  • 番外:とある石丁場

急な山道を10分くらい下って、少し上ると、高さ8mほどの狭き石の門が入ろうとする者を拒むよう大きな声をだし、自分を鼓舞して、奥へ進むが、現れる頭上3階建てほどの大空間に威圧される


内部は、入り組んだ中2階のようになっていて、まるでピラミッドの中のように荘厳

ここから切り出された石は、山肌をソリで下り、一条川をポンポン船で海岸まで運ばれた
別の入口からは2階に相当するテラスに出る。下を見下ろすと。1階の入口が明るく見える丁場を額縁に見立てて、外の林を撮る


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