今年度の第一回野外実習を新旧講習生といつもの3講師で挙行。場所によっては、既に3回目のところもあり、体になじんできたようだ。
- 春日神社の大クス
根回りが大きい
クスノキは暖かく、水の多いところを好み、伊豆半島・特に函南には多い
丸彫り、坐像
- 原生林
富士箱根ランド側の入口から見る原生林が全体を見回せてベスト
観光地の中に、これだけの原生林が保存されているのが重要
- 火雷神社の断層と社叢
昭和5年の北伊豆地震の際に生じた断層による被害がそのままで保存されている。約1mの左横ずれ断層
伝説-1: 平将門が下向する時に、乗馬がこの地で病気になった。平癒を祈ったら治ったので、奉納したと言われている。
伝説−2: 頼朝が愛馬スルスミで通りかかった時に、野生の馬を数匹捕まえて、源平の戦いに使ったことから、奉納された??
- 田代の双体道祖神
伊豆では珍しい双体の道祖神 享保二年 田代村とはっきりと銘があるので町の文化財にしていされている。
丹那断層は過去8000年の間に、9回の大きな地震があり、1000mも左横ずれがあったと推定されている。昭和5年の北伊豆地震から80年しかたっていないので、丹那断層はあと500年ほどは大地震を起こさないとみられる。
- 法田寺の地獄極楽絵図
地獄・極楽絵図を誰が描いたかはわかりませんが、日金山東光寺の信仰と関わりがあるようです。伊豆や相模の人たちは、死ぬと魂は日金山に行くと考えていました。春と秋のお彼岸には、日金山へお参りして先祖に会いに行くという風習が続けられています。
昔は、死ぬとエンマ大王や十王の裁判を受けて地獄か極楽に行くか決められると教えられていました。生前に善いことをしたり、お地蔵さんにお願いしておくと、三途の川を渡ってから三回忌までの裁判の途中でお地蔵さんが助けてくれると信じられていました。
参詣の途中に地獄と極楽のイラストを見て、地獄への恐れをいだき、極楽への往生を祈っていたことでしょう。
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