牛歩的写真中心網録”

伊豆半島ジオパークと道祖神を中心にアウトドア活動を、写真で記録しています

土肥ジオクルーズ

GW10連休の最後、観光地も空いていると見て、土肥のジオクルーズにでかけた。20人ほどの乗船で、標準ズームと望遠ズームの二挺でジックリと撮影できた。陸からの風景と違うので、磯場の同定が難しい。

通り崎説明-2
大久保チョンタ手前
下村港南のゴロタの巨大な岩津波で全村高台に避難した旧下村の集落
チョンタと雀島の間のゴロタ雀島
説明-1説明-2
恋人岬北の大穴廻り崎(恋人岬)
恋人岬の愛の鐘巡り崎(恋人岬)の磯場
横瀬ナベウラ?
ナベウラ?郡境の磯?
横瀬の磯場ネアイ
郡境の磯?説明-2
宇久須の採石場が見える説明-2
image:w360]
黄金崎海からの馬ロック


富士宮の道祖神 #4

連休中、渋滞が嫌でどこにも出かけるつもりはなかったが、富士宮道祖神探しを進めるためにでかけることにした。

-人穴入洞

道祖神探しの前に、人穴への入洞(土日のみ予約すれば、無料でガイドが同行することで入洞可能)

人穴の入口(人穴は約1万年前の犬涼み山溶岩流の末端にできた総延長83mの溶岩洞穴。洞穴内の安全対策工事が完了して、制限付きで入洞)中は真っ暗で、見学通路(左)は鉄骨で守られているが、腰をかがめないと通れない(ヘルメットとライトは必携、貸してくれるが)
コノハナサクヤヒメ像を祀ってある場所まで、入れてもらったが、フラッシュが利かなかった。溶岩鍾乳石と溶岩棚を確認、肋骨状溶岩は見つからなかった)展望台から碑塔群の奥に富士山頂が覗く
冨士講の開祖である角行の墓はない(宝篋印塔がある)。食行身禄の墓がある


-道祖神探し

参考書の[双体道祖神マップ]の画像と比べると、摩滅・風化が進んでいて像様が判読しにくくなっている。せっかくの民俗資料だが、賞味期限は過ぎている。

黒田 本光寺への南参道のT字路の草地に双体道祖神-20(破風光背、祝言型らしいが摩滅していて不明瞭)田中町のコンビニの南に双体道祖神-TBD を見つけた。(番号不明・天明? 摩滅しているが、両像ともに合掌)
野中の双体道祖神-18(握手・抱肩だが、左像の顔は摩滅)野中の双体道祖神への途中に文字碑道祖神-TBDを見つけた
安居山の農道五差路の辻に西向きに双体道祖神-23(左-摩滅、右-合掌)別所の畑の傍の草地に双体道祖神-22(文化14年?、1mを超す大きな自然石、像は激しくはげ落ちている)
青見の富士フィルム工場前の用水近くの双体道祖神-6(破風型、左像の右手が右像に握られている)中村の双体道祖神-45(摩滅している。握手のようだ)
小屋敷 堺橋北の双体道祖神-46(握手)中谷の畑の四辻に双体道祖神-32(左-笏、右-袖中で拱手?)
中谷の十字路に二基の双体道祖神(右は頭部欠損)左双体道祖神-31(左-袖中で拱手?、右-笏?)上本村の双体道祖神-28(両像ともに合掌)
上本村 送電線鉄塔北の双体道祖神-27(自然石をくりぬき、左像が何やら右像の前に差し出しているように見える)上本村の双体道祖神-26(高さ1m強の大きな自然石に宝珠刳、左-瓶子、右-盃の祝言型、朱で彩色されている)
宮原の双体道祖神-9(高さ1m弱の大きな自然石に宝珠型に繰り抜き、摩滅して良くわからないが、左-瓶子、右-盃の祝言型だったようだ)
双体道祖神-30と29は見つからなかった。


南伊豆の巡検

石廊崎オーシャンパークがオープンしたので、GW前に行ってみた。ついでに、南伊豆の追加取材。

-中木

中木の海岸の火山の根柱状節理が発達
左の節理は波食されている火山の根の裏側は水冷破砕している
港の対岸には、白色凝灰岩に貫入する岩脈が見える
入間への遊歩道の途中にある日和山山頂の凝灰岩には、念仏堂が彫られている。中には、二体の地蔵菩薩像が安置されている
中木の小城トンネル南出口付近にある石丁場跡平場掘りと垣根堀りのノミの跡がのこる


-石廊崎

鳥居手前のビャクシン石廊崎灯台の敷地は、日中開放されることになっていた
灯台敷地から鷲ヶ崎方面を展望 山頂に白水城址がある。西側には猪鼻も見える
灯台の先の露頭石室神社から先端を展望
石室神社に覆いかぶさる水冷破砕岩神社拝殿内
伊豆の七不思議の帆柱の一部が見える帆柱の上に建つ神社
熊野神社から石室神社石廊崎先端に建つ熊野神社の小さな祠を水冷破砕岩の庇が強風から護る
石廊崎先端の磯場・馬の背 危険なので、上からの展望で我慢西の磯場で平の場所が水平場と呼ばれる
水平場の尖塔水平場から見た馬の背
水平場では、様々な地層が見られる。これは砂泥互層。シルトも固結している
裏水平場へのアプローチが良くわからない。崖で危険そうなので、断念
本当の最南端に相当するのが猪ノ鼻(湯の花)といわれる磯場。ジオガイドツアーのコースにもなっている崖下の展望 ハナレの小島がヤクナシか?
ここも様々な地層が露頭する。これは岩脈とみられるナライ表との間の入り江。タフォニの団地。左奥の茶色の露頭は、南崎火山の噴出物(スコリア)か?
時間切れで行けなかったナライ表の磯場水底土石流と砂泥層の上にボムサッグ
砂泥互層を断ち切る小断層水冷破砕した岩脈?
シルにできた節理?猪ノ鼻から見る裏水平場の崖
磯場・カベ(危険そうなので、上からの展望に留める)磯場・崖下


-おまけ

予報に反して、天気が良くなった。神子元島が午後の陽に映える蓑掛岩
下流の浜から


西天城高原の春

つかの間の晴れのようなので、南伊豆の巡検。ついでに、西天城高原に立ち寄る。

-西天城高原のマメザクラ

濃霧のため、ナベ岩近くのマメザクラしか見えない。沿道にはマメザクラは見えない霧の晴れるのを待つ余裕はなかった


-夫婦滝

思川桜も咲いているのかよくわからない。夫婦滝で我慢する枯れ葉の渦


ジオツアー三島 沼津御用邸付近

静岡県地学会・東部支部主催のジオツアーに参加して、沼津御用邸周辺を歩いてきた。総勢40名という大所帯で、先生も大変だったと思う。

志下公会堂前までバスで。海岸に出て、まずは瓜島(西郷島)瓜島弁天のピラミッド(岩脈のようだ)時計回りに瓜島を巡ると、南端に一部が海食された岩脈が現れる
干潮だが、半分回った先で小岬に阻まれて、一周はできない
瓜島は大久保の鼻と同様に、白浜層群の内浦火山角礫岩の石英安山岩の貫入岩体から成る(但し、1953年の地質図幅と古いが)
学習院遊泳場の看板がかかる門御用邸記念公園の松原の中でも、群を抜いて大きな黒松
牛臥公園の沖に続く岩脈立岩と呼ばれる岩脈(香貫山と同じ安山岩
根上りの黒松秋篠宮の真子様の印の木香薔薇が見ごろ
献上品のさざれ石(岐阜県谷田村産の石灰質角礫岩)御食堂
廊下に差し込む光は、手ふきの窓ガラスの凹凸が映し出される御玉突場
沼津垣の制作中空襲で焼け落ちた本邸の東側と北側の石垣には、江浦白色凝灰岩が使われている


金冠山のマメザクラ

花曇りの早朝、金冠山のマメザクラに期待して、出かけた。

-金冠山

戸田峠駐車場から金冠山もう少し明るさがあるといいが、贅沢は言えない
山頂のマメザクラ山頂の北直下から、富士山の展望
星景に使えるので、早速でかけたい(位牌岳あたりが北)


-清瀬の森

清瀬の森のマメザクラが見ごろから、散り始め風も無いので、撮影しやすい
ツバキとのコラボちょうど見ごろに当ったようだ


-西伊豆スカイライン、戸田

戸田峠のオオヤマザクラも残った
小達磨山より南では、まだ開花していないようだ
戸田の大川沿いのソメイヨシノも落花。長靴で花筏を探したが、いいもは見つからない


牛歩的写真中心網録”